つぼがえ。
琥珀です。
明日から、5月の製作に入ります。
午前中に火入れをして、
明後日の朝から製作に入れるように準備です。
火入れ前は、何かとやることがたくさんあります。
工房はもちろん制作の現場ですが、火を入れてないときは、
木工所になったり、
鉄工所になったり、
板金屋になったりしています。
なので、その片付けをして、
ガラス工房の姿に戻します。
今回は火入れ前に重要な仕事がありました。
前回、3月の製作でつぼが割れていたので、
「つぼがえ」です。
「つぼがえ」、かなりしんどい作業です、本来は。。。
1300度の窯のつぼをそのままかえます、本来は。。。
が、
ずっと火を入れている工房ではそうしますが、
うちは製作のたびに火を入れるようにしているので、
火を落としているときに
「つぼがえ」をします。
なので、1300度の火との格闘はないので、
その点救われています。
修業時代は、死にそうな思いで、「つぼがえ」していました。
つぼの周りは耐火煉瓦でおおっているので、
それを壊し、新たなつぼと取り換えて、
またおおいます。
つぼの種類は、「ジャパンつぼ」と「ネコつぼ」があり、
修業時代「ジャパンつぼ」だったので、
そのまま「ジャパンつぼ」を使っています。
今回、かえたのは
「ジャパンつぼ」15斤広口です。
つぼをかえ、最初の火入れの時はとても神経を使います。
ゆっくりに火を上げないと、急激に温度が上がると割れてしまいます。
どうか割れませんように。。。
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