つぼがえ。

琥珀

2012年05月09日 11:15

琥珀です。



明日から、5月の製作に入ります。

午前中に火入れをして、

明後日の朝から製作に入れるように準備です。



火入れ前は、何かとやることがたくさんあります。

工房はもちろん制作の現場ですが、火を入れてないときは、

木工所になったり、鉄工所になったり、板金屋になったりしています。


なので、その片付けをして、

ガラス工房の姿に戻します。


今回は火入れ前に重要な仕事がありました。

前回、3月の製作でつぼが割れていたので、

「つぼがえ」です。






「つぼがえ」、かなりしんどい作業です、本来は。。。

1300度の窯のつぼをそのままかえます、本来は。。。


が、

ずっと火を入れている工房ではそうしますが、

うちは製作のたびに火を入れるようにしているので、

火を落としているときに「つぼがえ」をします。






なので、1300度の火との格闘はないので、

その点救われています。

修業時代は、死にそうな思いで、「つぼがえ」していました。



つぼの周りは耐火煉瓦でおおっているので、

それを壊し、新たなつぼと取り換えて、

またおおいます。








つぼの種類は、「ジャパンつぼ」と「ネコつぼ」があり、

修業時代「ジャパンつぼ」だったので、

そのまま「ジャパンつぼ」を使っています。


今回、かえたのは「ジャパンつぼ」15斤広口です。

つぼをかえ、最初の火入れの時はとても神経を使います。

ゆっくりに火を上げないと、急激に温度が上がると割れてしまいます。




どうか割れませんように。。。

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